
リトミックがいいって聞いて通わせたのに、うちの子だけ全然違うことをしていて。先生に申し訳なくて、結局やめてしまいました
「リトミックが良いと聞いて体験に行ったけど、うちの子には合わなかった」という声を、私はこれまで多く聞いてきました。でも、それはお子さんのせいではなく、ほとんどの場合は教室との「ミスマッチ」が原因です。
この記事では、発達がゆっくりなお子さんがリトミックで「ついていけない」と感じやすい理由と、本当に合う教室の見つけ方をお伝えします。
よくあるリトミックの「落とし穴」
① 「みんなと同じことをやる」前提のレッスン
多くのリトミック教室は「同年齢の子どもが一緒に同じ活動をする」ことを前提としています。発達のペースがゆっくりなお子さんには、このペースについていくこと自体が大きなストレスになることがあります。
② 指示が言語中心すぎる
「次はこうしてください」「先生のまねをしてください」など、言語による指示が多いレッスンは、言葉の理解が発達途上のお子さんには伝わりにくいです。
③ 「参加しないのは問題」という空気
脇で見ていたり、違うことをしていたりするお子さんを「困った子」として扱う雰囲気がある教室では、そのお子さんと保護者が肩身の狭い思いをすることになります。
④ 発達の多様性への理解がない
リトミックの資格があっても、特別支援教育・発達心理・感覚統合などの知識を持つ講師は多くありません。「発達ゆっくりさんにはどう関わればいいか」を学んでいない教室は、どんなに良いプログラムでもお子さんに合わない場合があります。
発達ゆっくりさんにとって「良いリトミック」とは
発達支援の観点から見ると、ゆっくりな子どもへのリトミックで重要なのは以下の点です。
- その子のペースでの参加が認められる:見ているだけでも、違う動きをしていてもOK
- 言語と視覚・身体の感覚をセットで使う:言葉だけでなく、実演・絵カード・からだへの触れ方で伝える
- 成功体験を細かく設定する:「大きな目標」より「今日の小さなできた」を大切にする
- 保護者への説明・連携がある:お子さんの様子・目標・次のステップを保護者に伝える
- 無理なペースアップをしない:「この子はそのうちできる」と信じて待てる講師かどうか
「合わなかった」経験のある方こそ、一度来てください
おとうた音楽教室は、まさに「これまでの習い事が合わなかった」というお子さんのために作った教室です。講師は特別支援学校で12年間・300名以上の発達がゆっくりな子どもたちと関わってきた専門家です。
「うちの子、参加できるかな」「他の子に迷惑かけないか心配」──そんな不安はすべてLINEでご相談ください。体験レッスンで、お子さんの様子を一緒に確認しましょう。
【この記事を書いた人】
工藤 彩野(くどう あやの)/おとうた音楽教室 代表講師
秋田県立の特別支援学校で12年間・延べ300名以上の子どもたちに音楽を教えたのち、2025年に独立。発達支援の視点を取り入れたリトミックを専門とする。特別支援学校教諭免許・音楽療法アドバイザー・福祉心理カウンセラーを保有。
