「ADHDかも?」と思ったとき、リトミックが選ばれる3つの科学的な理由

「うちの子、じっとしていられないし、話を聞いてくれないし、もしかしてADHDかな…」

そう感じて不安になっているお母さん・お父さんへ。まずお伝えしたいのは、ADHDの特性は「正しいアプローチで必ず伸びる」ということです。

私・工藤彩野は秋田市でおとうた音楽教室を運営しています。元特別支援学校教諭として12年間、ADHDをはじめとする様々な発達特性を持つ子どもたちとかかわってきました。その経験から、音楽——とりわけリトミック——がADHDの特性がある子どもにとって特別な力を持つことを実感しています。

目次

ADHDの特性って、どんなもの?

ADHDには主に「不注意」「多動性」「衝動性」の3つの特性があります。

  • 授業中にじっとしていられない
  • 話を最後まで聞けない
  • 忘れ物が多い
  • 思ったことをすぐ口に出してしまう
  • 順番が待てない

「これ、うちの子そのまま…」と思った方もいるかもしれません。でも、これらの特性は「困った行動」ではなく、脳の情報処理の仕方の違いからくるものです。叱っても、注意しても変わらないのは、子どもが怠けているからではありません。大切なのは、その子の脳に合ったアプローチを見つけること。音楽はそのひとつです。

なぜADHDの特性がある子に音楽が合うのか

① 音楽には「予測可能なパターン」がある

ADHDの特性がある子どもは、変化が多く予測しにくい場面で困難を感じやすい一方で、ルールやパターンが明確な活動には集中しやすい傾向があります。音楽には拍子・テンポ・フレーズという「繰り返しのパターン」があります。「次にこう来るはず」という予測感覚を持ちやすく、音楽の流れに乗ることで安定した集中が生まれやすいのです。

② リズムが脳の前頭前野に働きかける

前頭前野は注意の制御や衝動抑制を担う脳の部位ですが、ADHDの場合ここの働きが弱いとされています。面白いことに、リズムを刻む活動——手拍子、太鼓を叩く、足踏みをする——は前頭前野への刺激になることが研究で示されています。音楽活動を継続することで、少しずつ「待てる」「考えてから動ける」という力が育ってきます。

③ 体を動かしながら学べる

ADHDの特性がある子は、じっとしていることへの苦痛が大きいことが多いです。リトミックは「音楽に合わせて体を動かす」教育法なので、動くことが前提の活動です。座って静かに学ぶ必要がないから、特性に合ったスタイルで自然と力が伸びていきます。

私が特別支援学校で勤めていたとき、多動傾向の強い子が太鼓のリズム活動で30分以上集中し続けた場面を何度も目にしました。適切な場と活動があれば、必ず力は引き出されます。

発達支援リトミックと通常のリトミックの違い

一般的なリトミック教室は、グループでの活動を前提にしています。でも、ADHDの特性がある子にとって、大人数の環境や思い通りにいかない場面が重なると、せっかくの音楽が苦痛になってしまうことがあります。おとうた音楽教室では、個別の発達支援リトミックを提供しています。お子さんのペース、集中の波、好きなこと・苦手なことをしっかり把握したうえでレッスンを組み立てるので、「またやりたい!」という気持ちが育ちやすいのです。

習い事選びに迷っている方は、こちらの記事もご参考ください。
発達が気になる子の音楽教室選び、失敗しないための5つのチェックポイント

まとめ

ADHDの特性がある子どもは、適切な環境と関わりがあれば、驚くほどの集中力と創造力を発揮します。音楽はその扉を開く鍵のひとつです。「うちの子に合う習い事が見つからない」「集団の活動でいつも浮いてしまう」そんなお悩みをお持ちなら、ぜひ一度、体験レッスンにいらしてください。秋田市内(自宅教室)とオンラインの両方に対応しています。

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