8月21日、夏休み中の金曜日。湯沢市の放課後等デイサービス「さくらんぼ」さんへ、訪問リトミックにうかがいました。
楽器も音響も、すべて持参しての集団リトミックです。
この日は、その場でレッスンの中身をがらっと変えることになりました。記録として残しておきます。
1日中お部屋で過ごした、お疲れモードの午後
夏休み中は、朝から夕方までずっと室内で過ごす日が続きます。
うかがったときも、個室で横になっているお子さんがいました。
キーボードの音に強く反応するお子さんもいました。
音楽が苦手な子、刺激になってしまう子もいます。
だから、その場にいる全員が必ず参加しなくていいと考えています。
見ているだけ、聞いているだけの参加も、立派な参加のかたちです。
指導案どおりにいかないことは、珍しくありません
訪問の前には、お部屋の広さやお子さんの様子、好きなものを毎回うかがって指導案を立てます。
それでも、実際にお部屋に入って空気や表情を見てから、内容をまるごと変えることがあります。
それができるのは、特別支援学校で12年間教員をしてきた経験と、音楽あそびの引き出し、そしてお子さんの雰囲気をその場で感じ取る力があるからだと思っています。
「マリオ」は、思ったほど盛り上がりませんでした
事前に「マリオが好き」といううかがっていたので、マリオの曲に合わせたリトミックを用意していきました。
実際にやってみると、私の感触では今ひとつ。
盛り上がったのは一部のお子さんだけでした。
「これは違うな」と感じたら、そこで次に切り替えます。
大きなスカーフが「うみ」に変わった瞬間
持参していたのが、大きなスカーフにすずらんテープをつけて海に見立てたグッズです。
これが大当たりでした。
スカーフを揺らして波にしたり、もぐってサメに変身したり。
お子さんたちの動きも表情も、さっきまでとまるで違いました。

盛り上がりすぎると、危なくなる
ただ、盛り上がりすぎて走り回るお子さんも出てきました。
楽しんでもらうことと、安全を守ることは、両方とも大事です。
こういうとき、「しずかに!」「座るよ!」と言葉で伝えても、あまり届きません。
代わりにやっているのが、ピアノの音に強弱をつけて、耳で聴くように仕向けることです。
スカーフもやさしく揺らす動きに変えていきます。
そうすると、お子さんたちの動きは少しずつ落ち着いていきます。

盛り上がったまま終わらせない
盛り上がった状態のまま活動を終えると、お子さんは気持ちの整理がつかないまま次に移ることになります。
だからこの日も、最後は必ず落ち着く時間をつくりました。
「貝になって、海の中でねむろうね」と声をかけて、静かに寝転がる時間へ。
そのあとは、海のすずらんテープを裂いて制作のように使う、座ってできる活動もその場で追加しました。
予定にはなかった活動ですが、その日の空気には、これがちょうど合っていました。

どんなお子さんでも、どんな場所でも
その日の部屋の空気、お子さんたちの表情。
その場で感じ取ったものに合わせて、レッスンは何度でも組み替えます。
用意した内容がうまくいかなくても、それでレッスンが失敗するわけではありません。
次の一手にすぐ切り替えられることのほうが、私は大事だと思っています。
どんなお子さんでも、どんな場所でも、必ずたのしいレッスンをします。
毎日の活動にマンネリを感じているとき、イベントで何かやってみたいとき。そんなときは、ぜひお声がけください。
施設・園への訪問をご検討の方へ
おとうた音楽教室では、保育園・こども園・放課後等デイサービス・福祉施設への訪問リトミックや音楽レクをお受けしています。
楽器や音響は持ち込みますので、特別な設備は必要ありません。
秋田県内であればうかがえます。ご相談は公式LINEからどうぞ。
