「おうちでも音楽あそびをさせたいけど、どんな楽器を選べばいい?」——よくいただく質問です。
今日は、私が実際に買って使ってきたものを、選んだ理由といっしょにご紹介します。
高価なものは必要ありません。0円の手作り楽器から、レッスンでも使っている本格的なものまで、わが家のリアルな楽器たちです。
0歳から:まずは「音の出る絵本」
いちばん最初の楽器は、ボタンを押すと音が鳴る絵本でした。わが家では、しまじろうの英語のうた絵本と、ピアノの鍵盤がついた絵本を買いました。
握ったり押したりするだけで音が出るので、まだ手先が未熟な赤ちゃんでも「自分で鳴らせた!」という成功体験になります。安全で、最初の一歩にぴったりです。
気軽に楽しむ:100均の楽器、いちごのウクレレ
ダイソーのマラカスや鈴も大活躍。安くて気軽に試せるのが魅力です。見た目のかわいい「いちごのウクレレ」もお気に入り。
音程は保証できませんが(笑)、写真映えするし、振る・鳴らす楽しさを味わうには十分です。
最初の楽器は「正しく演奏する」より「鳴らして楽しい」が何より大切。自由に音を出す経験が、音楽を好きになる入り口になります。
音程も大切にしたいなら:ウクレレ、KAWAIのトイピアノ
「正しい音程にもふれさせたい」という方には、ウクレレや、KAWAIのトイピアノがおすすめです。
トイピアノはレッスンでも使っていて、「うちにも欲しい!」という声をいちばん多くいただくアイテム。きちんと調律された音にふれられるので、耳の育ちにもうれしい楽器です。
0円でできる:ペットボトルの手作り楽器
買わなくても楽しめます。ペットボトルにビーズを入れれば、立派なマラカスのできあがり。
作る過程そのものが遊びになり、「自分で作った楽器」は愛着もひとしおです。
中身を変えれば音も変わるので、「どんな音がするかな?」と音の違いを楽しむ実験にもなります。
息を使う楽器:カズー、ハーモニカ、リコーダー
少し大きくなったら、息を使う楽器もおすすめです。中でも「カズー」は、吹くというより声を出すと音が変わって出てくる手軽な楽器で、小さな子でも音を出しやすいんです。
じつは「息を使う」ことには、うれしい効果があります。呼吸を意識してコントロールすることは、気持ちを落ち着かせたり、集中ややる気を高めたりすることにつながります。
これは、子どもにもすすめられている「マインドフルネス(深呼吸)」と同じ考え方。
イライラしているときは呼吸が浅く速くなり、落ち着いているときはゆっくり深くなる——だから呼吸を整えると、心も整いやすくなるのです。楽しく吹いているうちに、自分で気持ちを整える練習にもなるんですね。
わが家では、私が小学生のころ使っていたハーモニカ・鍵盤ハーモニカ・リコーダーを、リビングにさりげなく置いています。
私がたまに吹いていたら、娘がいつのまにか吹き方を自分で覚えて、音が鳴るようになりました。
息の使い方は教えるのが難しいぶん、自分で何度も試して、考えて、つかみとったのだと思います。
楽器は「試行錯誤」の経験にぴったり
楽器のいいところは、「音が鳴る」という結果がすぐに返ってくること。
どうすれば鳴るかな?と試して、鳴ったら成功——この“すぐに分かるフィードバック”があるから、子どもは夢中になり、できるまで工夫を続けます。
こうした試行錯誤と「できた!」の積み重ねは、やり抜く力や自己肯定感(非認知能力)を育てると言われています。うまくいく・いかないがはっきりしているからこそ、挑戦のしがいがあるのです。
リズム感が成長の土台になる話は、こちらもどうぞ。
→ 「ピアノを習わせる予定はないから関係ない」は、ちょっと待って。リズム感が“成長の土台”になる理由
まとめ
最初の楽器は「簡単に音が出る・安全・楽しい」が選ぶ基準。100均や手作りでも十分ですし、音程を大切にしたいならトイピアノやウクレレを。
息を使う楽器は、呼吸を整える練習にもなります。何より、楽器で「試して・できた」を積み重ねる経験が、お子さんの心を育てます。
ここで紹介した音の出る絵本・トイピアノ・楽器は、楽天ルームでも紹介しています。気になったものはのぞいてみてください。
「おうちでの楽器あそび、どう取り入れたらいい?」と思ったら、体験レッスンでもお伝えできます。秋田市内の対面・全国対応のオンライン、どちらもどうぞ。
