8月23日、ファミリーリトミックを開きました。
今回のテーマは「うみ」。
海の生きものに変身しながら、親子でふれあう50分にしました。
はじまりは、名前を呼ぶところから
まず「はじまりの歌」でごあいさつ。
そのあと、ひとりずつお名前を呼んでお返事をしてもらいます。
呼ばれて応える、という小さなやりとりが、その場に安心して入るための入口になります。
お返事がなくても大丈夫です。
レッスンの最初に、「泣いてもいいです。歩き回ってもいいです」と必ずお伝えしています。
そのあとは、くすぐったり揺らしたりするわらべうたで、親子でしっかりふれあいました。
海の生きものに変身しながら、音楽の要素にふれる
ここからが「うみ」の本番です。
変身遊びに見えますが、ひとつひとつに音楽のねらいがあります。
| 生きもの | やったこと | 音楽のねらい |
|---|---|---|
| たこ | くねくね体をゆらす | 半音階の不思議な響きを体で感じる |
| わかめ | 一定の拍でゆらゆら揺れる | 拍にのる感覚をつかむ |
| さめ | 速い曲で元気に走る・およぐ | 短調の響きとテンポの速さ |
| くらげ | 3拍子でゆったり漂う | ワルツの心地よい揺れ |
その前には、砂浜を歩くイメージで重たくゆっくり歩いたり、横歩きの「かにあるき」をしたり。
床に置いたフープを「かにの穴」に見立てて、合図でもぐる遊びもしました。
普段しない体の使い方をするので、思ったより体力を使います。
すずらんテープで、大きな波をつくる
みんなですずらんテープを持って、海に見立てます。
私が弾く音が高くなったらテープを高く、低くなったら低く。
音の高い・低いを、体を大きく使って表現しました。
ひとりでは出せない大きな波が、全員でやると出せます。
「みんなで合わせる」経験は、この活動のいちばんのねらいでした。
最後は「貝になっておひるね」
走ったり揺れたりしたあとは、静かな時間をつくります。
「貝になったね、おひるねしよう」と声をかけて、寝転がって静かな曲を聴きました。
親子で寄り添ってもOKです。
盛り上がったまま終わると、子どもは気持ちの整理がつかないまま帰ることになります。
興奮をしずめる時間を最後に置くのは、いつも大切にしていることです。
くらげをつくって、『うみ』をうたって
後半は制作。ビニール袋やお花紙、リボンでくらげを作りました。

丸いシールを貼って、目や模様をつけていく作業に、みんな真剣な顔で取り組んでいました。
できあがったくらげを持ちながら、楽器を鳴らして『うみ』をみんなで歌っておしまいです。
おわりの歌をうたって、「ありがとうございました」でごあいさつ。
毎回おなじ流れで終わることで、次はこれで終わりだ、という見通しがもてます。
ファミリーリトミックで、毎回いちばん考えていること
ファミリーリトミックは、はじめましての親子が多く集まる回です。
だからこそ、最初の10分をとても大事にしています。
いきなり大きな動きから入ると、慣れていない子は固まってしまいます。
名前を呼ぶ、ふれあう、大人のひざの上でゆれる。
この「安全な場所から見ていられる時間」があると、そのあと自分から出てこられる子が増えます。
逆に、最後まで大人のそばから離れなかったとしても、それで問題ありません。
見ているだけでも、音は届いていますし、リズムは体に入っています。
変身遊びにしている理由
「半音階を聴きましょう」と言っても、小さい子には伝わりません。
でも「たこになってみよう」なら、その場でできます。
くねくね動いているうちに、不思議な響きと自分の動きが結びついていきます。
音楽の要素は、説明ではなく体の記憶として入っていくものだと考えています。
制作を入れている理由
動きっぱなしの50分だと、集中が最後までもちません。
手先を使う時間をはさむと、気持ちが落ち着いて、そのあとの歌に戻ってこられます。
それに、作ったものが手元に残ります。
おうちに帰ってから「これ、リトミックで作ったやつ」と話題にできるのは、大きいことだと思っています。
次回は9月27日です
ファミリーリトミックは、毎回テーマを変えて開いています。
6月は「プリンセス」でした。そのときの様子はこちらの記事に書いています。
次回は9月27日(日)の予定です。
親子でご参加いただけます。日程やお申し込みは、公式LINEからご案内しています。
