発達が気になるお子さんを育てている保護者さんは、周りからは見えにくい疲れや不安を、日々抱えていることが多いです。
「もっと頑張らなきゃ」「私がしっかりしないと」。そう自分に言い聞かせている方に、たくさん出会ってきました。
保護者のケアは、後回しにしていい話ではありません
発達に特性のあるお子さんを育てる中で、保護者自身が精神的な負担を抱えることは、決して珍しくありません。
お子さんが安心して過ごせる土台は、身近な大人が穏やかでいられることと深くつながっています。
つまり、保護者さん自身のケアは、後回しにしていい話ではなく、子育ての土台そのものなのです。
限界を感じる前に、自分を労わる時間を持つことが、結果的にお子さんとの関係にも良い影響を与えます。
「自分への思いやり」という視点
臨床心理学では「セルフコンパッション(自分への思いやり)」という考え方が大切にされています。
できなかったことを責めるのではなく、頑張っている自分を、まず自分自身が認めてあげる。
簡単なことではありませんが、意識するだけでも心の余白が変わってきます。
レッスンの時間が、保護者さんの息抜きにも
おとうた音楽教室のレッスンでは、お子さんだけでなく、保護者さんにも話していただける空気を大切にしています。
レッスンの時間が、お子さんの成長の場であると同時に、保護者さんにとっても少し肩の力を抜ける時間になれば嬉しいです。
あわせて読みたい
自己肯定感を育てる声かけについてはこちらの記事で書いています。
育てにくさについての視点はこちらの記事もあわせてご覧ください。
子どもとの関わり方に悩んだときは、こちらのYouTubeチャンネルでも、脳科学の視点を交えてお話ししています。
小さなことで大丈夫です
「セルフケア」と聞くと、特別な時間や予定を組まなければと身構えてしまう方もいるかもしれません。
でも実際は、コーヒーを一杯ゆっくり飲む、5分だけ好きな音楽を聴く、といった小さなことで十分です。
- 「今日はここまでできれば十分」と基準を下げてみる
- 誰かに愚痴をこぼせる相手を一人でも持っておく
- できなかった日があっても、自分を責めない
家族の理解や協力も、負担を軽くする大きな力になります。
一人で抱え込まず、周りに頼ることも、立派な子育てのひとつです。
「頑張っているね」と言われる機会は少ない
子どもの成長は褒められても、それを支える保護者さんの頑張りは、なかなか言葉になりません。
「今日も一日、よく頑張りましたね」。当たり前のようで、あまり言われることのない言葉だと思います。
おとうた音楽教室では、レッスンの様子だけでなく、送り迎えや日々の関わりの中での保護者さんの頑張りにも、目を向けたいと思っています。
お子さんの小さな成長を一緒に喜ぶ時間は、実は保護者さん自身のための時間でもあります。
比べる相手は、他の家庭ではありません
SNSなどで他のご家庭の様子を見ると、つい自分と比べて落ち込んでしまうこともあると思います。
でも、比べる相手は他の家庭ではなく、少し前の自分やお子さんで十分です。
「先月より少しできることが増えた」。それだけで、十分に価値のある成長です。
その積み重ねに、保護者さん自身の頑張りも、確かに含まれています。
どうか、自分自身にも「よくやっているね」と声をかけてあげてください。
まとめ
頑張っている保護者さんこそ、自分自身をケアする時間を大切にしてください。
おとうた音楽教室が、お子さんとあなた自身にとって、少しほっとできる場所になれたらと思います。
