「イヤ!」「ちがう!」——うちの娘も今ちょうど2歳半。いわゆるイヤイヤ期まっただ中です。
一度“泣きスイッチ”が入ると、もう止まらない。何を言っても聞いてくれない…。同じように毎日がんばっているママ・パパ、本当におつかれさまです。
ひとりの母としての実感も交えて、イヤイヤ期と音楽の話をさせてください。
イヤイヤ期は「自分」が育ってきたサイン
イヤイヤ期は、だいたい1歳半〜3歳ごろに見られる“第一次反抗期”。「自分でやりたい」「自分の気持ちがある」という自我が芽生えてきた、立派な成長の証です。
困った行動ではなく、育ちのサイン。…とはいえ、毎日付き合う側は本当に大変ですよね(私もです)。
気持ちが高ぶっているとき、大人の声は届かない
娘を見ていて実感するのは、泣きが爆発しているときに声をかけても、大人の言葉はほとんど届かないということ。
これは気のせいではありません。子どもは、気持ちをコントロールする脳の部分(前頭前野)がまだ育っている途中。
感情が高ぶると、その“ブレーキ”がうまく効かず、言葉での説得が入りにくくなります。
だから私は、ピークのときは無理に言い聞かせず、まずそっとしておくようにしています。落ち着くのを待つのも、立派な関わりのひとつです。
でも、自分で切り替える力もまだ育っていない。だから「切り替えスイッチ」を複数持つ
とはいえ、子どもは自分の力だけで気持ちを切り替えるのも、まだ難しい時期。そこで私が大事にしているのが、「切り替えスイッチ」をいくつも用意しておくことです。
うちの場合、その一つが音楽。大好きな曲を流すだけで、スッと気持ちが切り替わることがあります。
でも、音楽が効かない日もあります。そんなときは、アイスだったり、テレビだったり——その日その時で、効くスイッチは違います。
だからこそ大切なのは、お子さんの「好き」をたくさん知っておくこと。
好きなものは、気持ちを切り替えるきっかけになります。スイッチは多いほど、親子ともに安心です。
なぜ「音楽」は切り替えスイッチになりやすいの?
音楽には、気持ち(情動)に直接働きかける力があります。好きなメロディーやリズムは、高ぶった気持ちをふっとそらし、安心へと導いてくれます。具体的には、こんな使い方が効果的です。
- 気そらし:好きな曲が、泣きのループから抜け出すきっかけになる
- 行動の合図:毎日同じ「おしまいの歌」「お片づけの歌」を決めておくと、“次へ進む”スイッチになる
- クールダウン:ゆっくりした曲は、呼吸や気持ちを落ち着かせてくれる
リトミックのレッスンでも、「音楽が鳴ったら動く・止まったら止まる」を遊びながら何度も繰り返します。
これは、音で気持ちと行動を切り替える練習そのもの。続けるうちに、おうちでも“音で切り替える”習慣が自然と育っていきます。
ママ・パパへ。真剣に向き合いすぎないで
泣き止まないと、こちらもイライラするし、本当につらいですよね。でも、イヤイヤ期は誰もが通る成長の道。
真剣に向き合いすぎなくて大丈夫です。テレビでも、お菓子でも、音楽でも——いろんな「好き」に助けてもらいながら、肩の力を抜いて乗り越えていきましょう。
少し頼ることは、悪いことではありません。ママ・パパが笑顔でいられることが、子どもにとっていちばんの安心です。
0〜3歳の音楽あそびのヒントは、こちらもどうぞ。
→ 0〜3歳こそ「音楽遊び」が大切な理由と今日からできるおうち音楽遊び10選
まとめ
イヤイヤ期は「自分」が育ったサイン。気持ちが高ぶったときは、まずそっと見守る。
そして「音楽・アイス・テレビ…」と切り替えスイッチを複数持って、お子さんの“好き”に助けてもらう。完璧を目指さず、親子で笑顔で乗り越えていきましょうね。
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