ママと離れられない子。母子分離が苦手でも音楽教室に通えます

「ママと離れると大泣きしてしまって、習い事なんて無理だと思っていました」

体験レッスンにいらした保護者さんから、よくうかがう言葉です。でも私は、離れられないことは、ちっとも問題ではないと思っています。今日は、そのことをお話しさせてください。

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未就学のいまは、ママとの時間をいちばん大切に

まずお伝えしたいのは、未就学児のいまは、ママ(パパ)とのふれあいや、くっついて過ごす時間をいちばん大切にしてほしい、ということです。

この時期にたっぷり甘えて、「困ったときは、この人がいる」という安心を積み重ねること——いわゆる愛着形成が、その後の育ちの土台になります。

「自分は大切にされている」「自分にもできる」という自己有用感は、ここから育ちます。そしてそれは、新しいことにチャレンジする心、うまくいかなくてもめげない心、もう一度やってみようとする気持ちへとつながっていきます。

だから、離れられないことを焦らなくて大丈夫。むしろ、しっかり甘えられているのは、とてもいい育ちのサインなんです。

レッスンに来て、ずっと抱っこでもOKです

おとうたのレッスンは、ずっとママに抱っこされたままでも、まったくかまいません。「離れる練習」をしに来る必要はありません。

最初はママのお膝の上で、顔をうずめて動けない子もいます。それでいいんです。安心できる場所から、その子のペースで始めれば大丈夫です。

だいたいみんな、10分後・15分後にはこうなります

おもしろいもので、最初はママに顔をうずめていた子でも、だいたい10分もすると、音のなる方をそっと向いて、イラストカードをのぞき込むようになります。

そしてさらに5分もすると、気づけばママから完全に離れて、自分から活動に入っている——そんなことが、本当に多いんです。

ママがそばにいてくれる安心感があって、「ここは安全な場所だ」とわかると、お子さんはぐんぐん自分から動き出せます。無理に引き離す必要は、どこにもありません。

「ママ見ててね! ひとりでやる!」

回を重ねると、あんなにくっついていた子が、「ママ見ててね! ひとりでやる!」と言って、新しい活動に挑戦する姿を見せてくれるようになります。

ママという安心の“基地”があるからこそ、そこから飛び出して、また戻って、また飛び出していける。その姿に、私は毎回、ちょっとうるうるしてしまいます。

個別・少人数だから、その子のペースに合わせられます

集団の中では難しいこうした関わりも、個別または少人数のおとうたなら、一人ひとりのペースに合わせてできます。

最初は保護者さんも一緒に、同じお部屋で。短い時間から始めて、少しずつ。「今日はここまで」を無理せず決めて、できたことを小さくても一緒に喜ぶ。それだけで、十分な積み重ねになります。

特別支援学校で12年働くなかでも、分離不安が強かった子が、半年後には教室に入るなり自分から動き出していた——そんな姿を、何度も見てきました。お子さんのペースは、必ず前へ進んでいきます。

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場所見知りが強いお子さんについてはこちらの記事で書いています。

個別・少人数にこだわる理由はこちらの記事もあわせてどうぞ。

まとめ

ママと離れられないのは、問題ではありません。それだけしっかり愛着が育っている証拠であり、これからチャレンジしていくための、大切な土台です。

「離れられるようになってから」ではなく、「通いながら、そのうち自然に」。おとうたは、抱っこのままでも大歓迎です。まずは体験から、お子さんに合ったペースを一緒に見つけましょう。

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