秋の夜長は「絵本×音楽」で|歌える絵本・音の出る絵本の楽しみ方

9月に入ると、夕方があっという間に暗くなります。

外遊びの時間が短くなって、夜の時間をどうすごすか迷う季節です。

そんなときにおすすめしたいのが、絵本に音楽を足すという遊び方です。

目次

読み聞かせに、音楽を足すとどうなるか

読み聞かせが言葉の力を育てることは、よく知られています。

絵本には、家族の会話には出てこない言葉がたくさん出てきます。

それを目と耳の両方から受け取ることで、語彙や表現力が自然に育っていきます。

そこに音楽が加わると、言葉の音やリズム、くり返しのおもしろさに気づきやすくなります。

「ぽん、ぽん、ぽん」「ぐるぐるぐる」といった言葉は、声の高さやテンポを変えて読むだけで、まったく違う遊びになります。

楽器がなくてもできます

特別な準備はいりません。

  • 声の高さを変える……大きい動物は低い声、小さい動物は高い声で
  • テンポを変える……走る場面は速く、眠る場面はゆっくり
  • 手拍子を入れる……くり返しの言葉のところだけ叩く
  • 間をつくる……ページをめくる前に一拍おく

とくに間をつくるのは効果があります。

「つぎは……」で止まると、子どもが自分から先を言おうとします。

「歌える絵本」を1冊もっておくと便利です

童謡やわらべうたが絵本になっているものがあります。

歌詞を覚えていなくても、絵を見ながら歌えます。

寝る前に毎晩おなじ1冊を歌う、という使い方もおすすめです。

同じ歌がくり返されると、それが「もう寝る時間」の合図になります。

寝かしつけに音楽を使うコツは、こちらの記事にまとめています。

音の出る絵本を選ぶときに見るところ

ボタンを押すと音が鳴るタイプの絵本もあります。

選ぶときは、次の点を見てみてください。

  • 音量が調節できるか……音に敏感な子には必須です
  • 音が単純すぎないか……電子音だけのものは飽きが早いことがあります
  • 子どもが自分で押せるか……自分で操作できることが楽しさになります

音が苦手なお子さんの場合は、無理に音の出る絵本を使わなくて大丈夫です。

そのときは、大人の声だけで十分に音楽になります。

年齢別の、ちょうどいい楽しみ方

0〜1歳ごろ

ストーリーを追う必要はありません。

同じ言葉のくり返しがある絵本を、声の高さを変えて読むだけで十分楽しめます。

ひざにのせて、リズムに合わせて軽くゆらすのもおすすめです。

2〜3歳ごろ

「つぎは?」と聞かれるようになる時期です。

くり返しの部分だけ、子どもに言ってもらう役をふってみてください。

手拍子を入れる役でもかまいません。参加する場所があると、集中が続きます。

4〜6歳ごろ

場面に合う音を、自分で選んでもらうことができます。

「雨の音、どれがいいと思う?」と聞いて、鈴やカスタネットから選んでもらう。

これは音楽づくりのいちばん最初の形です。

毎晩やらなくて大丈夫です

読み聞かせは、続けなければ意味がないと思われがちです。

でも、疲れている日に無理をすると、読む側の声に余裕がなくなります。

読む側が楽しくない日は、1冊でも、途中まででもかまいません。

子どもが覚えているのは内容よりも、そのときの声の調子や距離のほうだったりします。

音に敏感な子と絵本を読むとき

音が苦手なお子さんの場合、盛り上げすぎると逆効果になることがあります。

大きな声、急な高い声、驚かせる効果音。

これらは楽しませようとしてやることですが、苦手な子には刺激が強すぎます。

そういうときは、音量を上げずに、テンポだけ変えるのがおすすめです。

速く読む、ゆっくり読む、間をあける。

音量を変えなくても、じゅうぶんに変化がつけられます。

読む場所も、正面から向かい合うより、横に並んだほうが落ち着く子がいます。

顔を見られていると緊張してしまうタイプの子には、この形が合います。

絵本は、増やさなくていい

たくさん読ませたほうがいいのでは、と思われるかもしれません。

でも、小さいうちは同じ絵本をくり返すほうが力になります。

次に何が出てくるか分かっているから、安心して聴けます。

そして分かっているからこそ、言葉のリズムや音の面白さのほうに注意が向きます。

「またこれ?」と思う本こそ、その子にとって今いちばん必要な1冊なのだと思います。

雨や寒さで外に出られない日にも

これから秋田は、外遊びがしにくい季節に向かいます。

室内でできる音楽遊びは、この記事でもいくつか紹介しています。

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